日本と英国の高齢者比較。生活習慣から長寿の秘訣を探る。

投稿者:ジーニアスプラス

 東北大学大学院歯学研究科の相田潤准教授ら日英共同研究チームは、65歳以上の日本人と英国人を10年間追跡し、分析、比較したデータから長寿に寄与する生活習慣などを明らかにしたと発表した。

 これまでに日本人や高齢者に注目した国際比較研究はあまり無く、今回の研究でどんな要因が長寿に繋がっているのかが明らかになった。その結果、男女共に大きく差が出たのが「低体重でないこと」で、男性では日本人より212日、女性では日本人より129日、痩せすぎでない英国人が長生きをしていた。

次に差が大きかったのが「現在喫煙習慣がないこと」で、男性の場合は喫煙習慣のない英国人が日本人より47日長生きだったが、女性は喫煙習慣のない日本人が英国人より198日長生きだったという。これにより、日本人の高齢者は英国人と比較して痩せすぎ(低体重)が多く、そこを改善することで更に長生きが期待できるといえる。また、日本人英国人共に、高齢者では男女の喫煙率に大きな差があり、喫煙習慣の有無が寿命に差をつけることも明らかとなった。

 世界的に見ても長寿であると知られている日本人だが、これらの要因を改善のすることで、一層の長生きを目指せることが期待できるという。この結果から、日本と英国の両国でより有効な健康政策が立案できると研究グループは述べている。